フィラメント継線形式 JIS C 7711 |
白熱電球の発光原理は、電球内にあるフィラメントと呼ばれるタングステンの細い線に電流を流して、フィラメントの電気抵抗により、二千数百度に熱せられることによって、やや赤みを帯びた白色光を発するようになります。この光の量は絶対温度(摂氏の温度に273度を加えたもの)の4乗に比例しますので、温度が高いほど効率が良くなります。 フィラメントはエジソンが石清水八幡の竹をフイラメントとして実用化し、タングステンに変わりました。 フィラメントは、ランプの種類、目的にあった継線(フィラメントの取り付けた状態)と仕上げ(フィラメントの巻線加工の状態。)形状が使用されています。 照明はベース照明、全般照明、アクセント、装飾の部分照明と場所の合わせて白熱ランプ、蛍光ランプ、ハロゲンランプといろいろな種類のランプの中から適切なランプが使用されています。どんなランプが使用されているのかの判断材料としてランプのフィラメントの形状が1つの目安にもなります。 他に判断材料としては、ガラス球の形状、口金、ランプの明記されています何V、何Wのランプの電気スペックがあります。 |
フィラメントの形状(1本のフィラメント) |
フィラメントを継線した状態の形状を表す記号 |
形状図(例) |
フィラメントを継線した状態の形状を表す記号 |
形状図(例) |
1 |
2 |
|
|
2F |
2R | ||
2V | 5 | ||
6 | 6V | ||
6Z |
7A |
||
8 | 8Z | ||
9 | 10 | ||
11 | 12 | ||
13 | 13D | ||
13R | 17 | ||
22 | 23 |
フィラメントの形状(2本のフィラメント) |
フィラメント継線形式(例) |
形状図 |
フィラメント継線形式(例) |
形状図 |
C−6/C−6 |
2CC−6/C−2V |
|
|
2CC−8 |
2C−2R |
用語の定義 |
|||
継線 フィラメント仕上げ |
フィラメントをステムなどに取付けた状態。 フィラメントの巻線加工の状態。 |
||
フィラメント継線形式の表し方 |
1項 | 2項 | 3項 | 4項 | |||
電気的に並列または直列に接続した同形のフィラメント継線形式のフィラメントの数を表す記号 | フィラメント仕上げを表す記号 | フィラメントを継線した状態を表す記号 | 電気的に接続を異にして継線したフィラメントの継線を表す記号 | |||
無表示:1本のフィラメント
2:2本のフィラメント |
C:単コイルフィラメント
CC:二重コイルフィラメント |
1、2,、2F、2R、2V、5,6、6V、6Z、7A、8、8Z、9、10、11、12、13、13D、13R、17、22、23 | 1項から3項までの組合せに同じ |
ご意見、ご要望、ご質問および役立つ情報がありましたら開発・研究室までおねがいします。
E−mailでのお問い合わせ。kaihatu@tozaidensan.co.jp |
更新日 : 2003/05/21 . Copyright © 2003 tozaidensan.co.jp |